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2000年9月15日号       発行 2000年9 月15日


     日本共産党あきる野市議会議員
     戸沢ひろゆき議会報告          発行 2000年9 月15日

ご意見 ご批判をお寄せください。

九月五日から九月議会が始まりました。五日の初日三番目に一般質問した戸沢弘征議員の
質問と市長及び担当部長の回答をお知らせします。質問は六月から行った
「市民アンケート」で寄せられた市民の生の声をストレートに反映させました。お読みくだ
さい。
                                                
1、「清流条例の制定」について
 戸沢議員は六月議会以降、「市民アンケート」に取り組みました。あきる野市政へ
の施策でいま、一番関心の高い施策は自然環境の保全の課題だったと報告し、いまま
で自然環境、なかでも秋川、平井川、多摩川の河川の汚濁防止をすすめるために、残
土規制と汚濁防止を求め清流条例の制定を強く求めてきました。一年ほど前、私の一
般質問で市長は、その条例の必要性を認め漁業組合などにも相談したいと発言しました。
担当部は、残土規制条例の方を先に検討し条例化すると答え、今年三月議会で土
砂等による土地の埋め立て等の規制に関する条例制定が実現しました。一般質問で、
下水道事業もすすみ秋川の上流の桧原村も着手する段階に入り、こんどは清流を保全
するための条件ができたとし市長のトップダウンの指導性を求めました。市長と担当
は、「以前から提案されており全国の例など調べて条例化を実現をしたい」と答えま
した。


2、あきる野市の介護保険の充実を 
 あきる野市議会は議会決議して、介護保険実施にあたり他の老人福祉施策は
後退させないという決議をし、市長答弁でも「後退はない」と答えてきました。
ところがスタートすると他の市とくらべて遅れているのが実態です。
良く調べると介護保険ではなく老人保健福祉施策が社会福祉協議会まかせに
なっており保険からはみ出す横だし上乗せ下ささえの施策が不充分だからです。「市
民アンケート」には、デイサービスに行ったら今まで三百五十円だったのに九五一円
支払うことになり後退ではないかの声が寄せられたことを強調しました。第一号被保
険者の保険料がいよいよ十月から半額有料になります。自立と判定されたお年よりに
対して、後退のないよう配慮すべきです。市長は「改善したい」と語り、担当部はは
「他市の動向を踏まえながら老人福祉の向上に努めたい」と答えました。

3、市営住宅あきる野ハイツのリホームを
 秋川駅北口北西に位置した場所に市営住宅あきる野ハイツがあります。建築後十年
が経過し傷みが激しくなっています。各部屋のカビがひどく畳も劣化しています。ガ
スコンロと壁が近いため中は炭化していることも考えられリホームが必要です。戸沢
議員は、独自に半年前アンケートをとり居住者の声を聞き、市と交渉してきました
が、市長にリホームの計画を訴えました。維持管理のための予算は昔の戸建てに使わ
れており、あきる野ハイツには不充分だったと答え、今後実情を調べ対応すると答え
ました。

4、若い人達の投票率を高めるために 
 先の総選挙の投票率は事前のマスコミの報道では、投票にいくという国民がかって
なく高い世論調査だと報道していました。しかし、それほど高い投票率とはなりませ
んでした。投票率は国の進路を選択する争点や対決点が明確であればもっともっと高
まることは言うまでもありませんが、ここではあきる野市の問題で市民アンケートか
ら寄せられた提案をおこない問題点を指摘しました。
 若い世代の投票率を高めるために、「投票立会人に公募して若い人達がなったら」
という意見が寄せられていることを紹介。また投票所周辺の交通安全、投票後外出す
るため車で投票に来る若者達のことやバリヤフリーの施設改善、投票記載の際、隣の
人にひざがぶつかることがあるなど具体例を示して改善を要求しました。選挙管理事
務局は、「投票区の有権者なら別に年齢の規定もないのでお願いしている明るい選挙
推進委員会に図ってみたい」、「いくつかの投票所では若い人にお願いしている所も
ある」と答えました。戸沢議員は、先の総選挙の年代別投票率のグラフを議場で示し
ながら、若者が次の政治の担い手になり政治を身近なものにする源だと訴えました。



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