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     日本共産党あきる野市議会議員
  戸沢ひろゆき議会報告号外          発行 2002年3月27日



 3月29日にあきる野市の将来にかかわる圏央道日の出インターが開通の予定です。
1986年7月に環境影響評価書が発表され、事業が始まってから16年が経過します。
 私は、地元説明会などで、秋川市側の瀬戸岡地区は第一種住居専用地区であり、インターの出入り口は日の出三吉野工業団地側につくるべだと主張し、尾崎地区のトンネル入り口は、かなりの騒音が出ると指摘し改善を求めてきました。
菅生地区は当初の計画は開削工法でしたが、トンネル工法に変更するよう地域住民要求にこたえるよう求めてきました。

尾崎地区は湧き水が出る場所である事から、湧き水対策を求めてきました。

 こうした主張や要求が、住民の声にもなり、料金所の騒音緩衝として壁を作るよう設計が変わり、菅生地区は開削工法に見直されトンネル工法となり上部が公園緑地となりました。 尾崎のトンネル入り口からは、長い遮音壁を設置する事もできました。
 インターのアクセス道路として位置づけられることになった都市計画道路3・4・6号線については、地元の地権者による対策委員会が作られ、道路幅の拡大、土地の測量、代替地、買収、生活道路対策などで大変な努力がされました。工事が始まると、瀬戸岡古墳30号古墳出土し、新道道おりでは沢山の住居跡地が発掘され、30号墳についての保存を求める地域住民の陳情が市議会に出され、主旨採択されています。
 こうした16年の経過に立ち、以下の三点の質問をしました。




戸沢ひろゆきの質問(1)

 登壇の経過について市の考えを確認したい。
また、騒音、大気汚染、振動について、開通後近隣住民の将来不安に応えるため、町内会、周辺住民などが参加する地元対策委員会を設置する事を約束できるか。
市側の回答  

◇田辺都市整備部長の回答◇
 登壇の経過については議員の発言通りで、市としても地元の要望を相武国道事務所に反映させ改善に努力してきた。

◇吉野環境経済部長の回答◇
 対策委員会は設置しないが、市が行う環境調査のデーターや事業者からの環境に関する情報提供があったら必要に応じて関係町内会等に提供したい。

 



戸沢ひろゆきの質問(2)

 地元の生活道路と交差する交差点の交通安全対策に十分配慮されているか、またq、平成17年に用途地域の変更がされるが、インター周辺は環境を考慮しながら、地権者と協議し新たな土地利用計画を策定すべきだ。
どのように考えているのか伺いたい。

市側の回答 
 
◇田辺都市整備部長の回答◇
 事業をすすめていますが今後も地域の安全対策では対策委員や町内会と必要な話し合いをすすめる。
 土地利用計画については開通により周辺地域に開発の機運が高まると予想されますので平成17年に用途地域の見直しでは、指定基準に照らして必要な見直しをしたい。



戸沢ひろゆきの質問(3)

 30号古墳など発掘された遺跡を保存すべきだが、市の考えを問う。

市側の回答 
 
◇橋本社会教育部長の回答◇
 道路の建設のため現場での保存はできなかったが、出土した古墳石室遺溝をレプリカとして作成しており、都から借用し庁舎別館ギャラリー等を利用し市民に広く展示、公開する機会を設けたい。



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