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     日本共産党あきる野市議会議員
  戸沢ひろゆき議会報告号外          発行 2002年5月05日





日本共産党あきる野市議団は、4月30日、田中雅夫市長に対し日本共産党の
「有事法制反対のピール」を手渡すとともに「有事法制三法案に関する申し入れ」
「場外舟券売り場 ボートピアあきる野の設置ついての申し入れ」を行いました。
市長には自治体の首長として市民、国民の幸せを考えた英断を期待します。



2002年4月30日
 あきる野市長田 中 雅 夫 殿
日本共産党あきる野市議団
影山 保
戸澤弘征
山根トミ江
二宮和子
有事法制三法案に関する申し入れ
 小泉内閣は、「武力攻撃事態法案」 「自衛隊法改正案」 「安全保障会議設置法改正案」の有事三法案を国会に提出しました。
 法案は、膨大な内容になっていますが、一言で言えば、アメリカの戦争に国民を総動員する「戦争国家法案」と呼ばれる危険な法案です。
 これらの法案には地方自治体の責務が明記されており、地方自治体本来の仕事が出来なくなる事も考えられます。
 「武力攻撃事態法案」では、自衛隊と米軍の軍事作戦が「円滑かつ効果的」に展開出来るようにするため、たとえば、公立病院、公園等の公共施設の提供も義務付けられています。
 私たち日本国民は、戦争の反省の上に立って日本国憲法を制定し、半世紀以上にわたり、二度と戦争をしないと固く誓ってきました。
 あきる野市は、近くに横田基地が有り、有事の歳には、真っ先に影響を受けます。

 以上のことから市長においては、地方自治体の長として、地方自治体の本来の仕事をまっとうしていく上でも、本法案の立法化を行わないよう国に対して強く要望するよう求めます。



2002年4月30日
 あきる野市長田 中 雅 夫 殿
日本共産党あきる野市議団
影山 保
戸澤弘征
山根トミ江
二宮和子
場外舟券売り場 ボートピアあきる野の設置についての申し入れ
 「サマーランドに場外舟券売り場を設置したい」という問題は、昨年8月に初めて議員に知らされました。
この問題が、10月以降ひらかれた、地元自治会役員への説明会などから市民に明らかになるにつれて、市民のあいだには強い設置への反対の意思が表明されてきました。
12月議会での陳情、さらに3月議会では署名を添えた陳情など3件が追加されました。また、ふたつの地元自治会では、説明会での資料に、設置に賛成しかねる意見を添えた文書が全戸配布されました。

 しかしこうした市民の声とはうらはらに、3月議会本会議では4つの陳情が否決されてしまいました。
本会議で陳情は否決されましたが、総務文教委員会では採択だったこと、また、本会議で陳情に賛成しなかった議員の中には「設置に賛成するものではなく、いまだ説明会が開かれていないことから、判断の時期ではない、との意思表示だ。」という意見もありました。

いま、設置されるかどうかは地元と市長にかかっています。
地元自治会では、あきる野市民全体にかかわる問題にもかかわらず、判断がゆだねられることの責任の重さに苦しんでいます。本来町内会・自治会は、住民の自治組織であって、親睦こそ深めても、会を二分してまで判断をゆだねるべき場ではありません。
国土交通省の通達にも、「地元を二分するような事態になったら、撤退するように」とあります。
このような事態になった今、市長の英断で設置を断念することがもっとも市民にしこりを残さぬ方法と思われます。

以上をもって、日本共産党あきる野市議団は、市長に場外舟券売り場の設置を断念していただきたく申し入れをいたします。



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