日本共産党あきる野市議会議員
戸沢ひろゆき議会報告号外 更新 2002年4月29日
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議員に初めて場外舟券売り場の設置問題が知らされたのが昨年8月。 12月議会では、最初のボートピア設置に反対する陳情が出され、継続審査となりました。 その後、ボートピア予定地のサマーランドに近い地域を中心に、一の谷小学校PTA・青少健・将来の子ども達を見守る会・場外舟券売り場に反対する会の3団体から陳情が追加されました。 どの団体も、署名を集めたり、たびたびニュースを発行するなど、設置に反対する多くの人々の気持ちを集めて、活発に運動しました。また、複数の町内会で、設置計画の概要と設置に賛成しかねる意見を添えた文章が配布されるなど、不安を抱えた地元の、積極的な運動が展開されました。 3月26日の本会議には、審議のゆくえを確かめたいと、100名を超える市民が傍聴席図書室を埋めつくし、部屋に入りきれず廊下のスピーカーに耳をすませる人も居ました。 結果は残念ながら不採択でしたが、この運動を通して「町の将来を考え、よい環境を子ども達に胸をはって伝えたい。きちんと意見を持て行動する、それが大人の義務だ」ということが多くの人々の心に広がりました。また一方では、市民の声に耳をかさない市長、頼りない教育委員会など、市政の一面が浮き彫りになりました。 子供たちを取り巻く環境は、今でさえ誘惑が多く、悪化しつづけています。 善悪の区別がつかずに引き起こされた事件も枚挙にいとまがありません。 そういう時代の今、わが町あきる野に新たにギャンブル施設を作らねばならない理由はありません。 ここ数年、全国的にギャンブルの収益は下降しています。赤字続きで撤退したギャンブル施設も出始めています。「市にお金が入る」というのは「とらぬタヌキの皮算用」です。あきる野市が既に持っている開発権を行使し施行自治体になれば、赤字が出た時には背負わねばならなくなる事も考えられます。こんな危険な事に手を出すべきではありません。 「人緑の新創造都市」「あるきたくなるまち あきる野」街角でこう書かれたポスターや看板を見かけます。看板に偽り無く、豊かな自然を生かし、そこに住む小さな子供から歳を重ねた方たちまでの誰もが安心して暮らせる町にしたい。ギャンブル施設の設置は、そんなまちづくりを願う市民の気持ちとは相容れません。 |
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(#印は4月1日より正風クラブ) |
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