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9月20日、あきる野市議会「場外舟券売場設置計画に関する特別委員会」が開かれ、場外舟券売場設置に反対する陳情3件が審議されました。
8時間に及ぶ審議、採決の結果、設置反対の陳情に賛成11名、陳情反対に11名となり、委員長(野村正夫)採決により採択となりました。 |
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当日は朝早くから傍聴希望者がぞくぞく市役所に詰めかけました。
委員会室に入れるのは、新聞記者5人の他たった5名です。2名分追加したものの、残る100余名の方は図書室や会議室で、委員会室の「音」を聞くだけの傍聴となりました。
スピーカーから聞こえてくる委員会室の審議の様子に一喜一憂しつつ、意見に同感すると大きな拍手や歓声がわきました。
傍聴に来た多くの方は、場外舟券売場の設置を憂慮し、反対の運動に参加し、地元世帯の86%に当たる2271名分の署名を集めた方たちでした。
傍聴した方から日本共産党あきる野市議団宛に「まちを二分した大事件でしたが、今日から町内の平和を取り戻す事に専念出来ます」「審議を聞いてると、ひとり一人の議員さんの人柄がわかる」など感想のメールも届きました。
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場外舟券売場設置について最初に知らされてから一年余り。
設置賛成の議員や市長が、環境悪化の心配はない、一億円の財源確保にもなると主張するのに対し、日本共産党市議団は、「そもそも我があきる野市にギャンブル施設はいらない」と繰り返し言いつづけて来ました。
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「あるきたくなる街 あきる野」を「ギャンブルの街 あきる野」にするもので、市の将来構想に反する。
- 子どもを取り巻く社会状況は厳しくなる一方のなのだからこれ以上一つでも悪化させてはいけない。
- 自主財源確保の根拠は不透明で、赤字のリスクを背負う可能性もある
- 市長・議員立候補時に市民の声を聞くといった公約どりに多くの市民の「設置反対」の声を聞き入れよ。
審議の中で、もしボートピアが設置されれば施行者になる可能性が非常に高い、ということも判明し、いっそう設置の危険性がはっきりしました。
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会議終了後の新聞記者のインタビューに、市長は「設置は難しくなった」と答えたものの、まだ「設置を断念」するとはしていません。
ここまで大きくなり、議会でもはっきり決着がついた「設置反対」の意思です。
市長の『断念』の言葉を期待します。
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(敬称略・順不同) |
議員名 |
青木豊 |
石井仁 |
黒山議一郎 |
澤田安次 |
下田孝雄 |
宮沢洋子 |
矢野由美子 |
影山保 |
戸沢ひろゆき |
二宮和子 |
山根とみえ |
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(敬称略・順不同) |
議員名 |
上杉英夫 |
市倉理男 |
浦野眞司 |
奥秋敏郎 |
峯岸元春 |
中嶋昭七 |
中村雅一 |
町田匡志 |
御手洗武 |
南雲チズ子 |
田野倉由雄 |
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