トピックスでは戸沢ひろゆきの最新の活動内容をご報告しています。


2005-01-06UP


 
 平成18年度に(新)新病棟のオープンめざして病院建設が進められています。多くの市民から期待の声があるいっぽうで、いまのままでの施設改善の前に医療スタッフや体制の充実を求める声が施設建設への期待以上にあります。

 そこで 公立阿伎留病院の決算の中から入院と外来の実態を見てみましょう。

 平成15年度の入院患者は、69,391人で前年度比で4,126人(6%)の増加、病床利用率は85%で前年比4.8%上昇でした。しかし、外来は延べ患者数は159,887人で、前年度と比べると4,934人減少しています。
 外来の減少原因としては耳鼻咽喉科の常勤医師の不足、内科医師の不足などがあげられています。

 (新)新病院では、51人医師の確保が必要だといわれております。現在は約32人体制ですので医師の確保が必要です。

 また、医療は「仁術」だと常々私は主張してきましたが、ドクターや看護師の患者への接触態度がすご〜く大事なのです。患者の心を和らげることがどんなに患者が「自ら癒える力」をつけるかは、聖路加病院の日野原名誉院長先生から教えられているからです。

 さらに、公立病院ですから、病院へ通うアクセスが大切です。気軽に市民が医療に罹れる(かかれる)気持ちが大切です。何しろ、税金で公立病院をつくっており、従事している職員(ドクターも)は「公務員」なのです。
 公務員は市民の奉仕者なのです(地方公務員法)。その気持ちで医療に携わってこそ、民間と違い、不採算医療でも「命を貴ぶ」信頼される医療になることが出来るのです。
 医療分野で、すごく問題なのは‥利益優先の株式会社が病院経営ができるような「規制緩和」がされ始めていることです。

 なにはともあれ、市民の命と健康を守る医療センターとなるよう、今年の最大の課題として私は頑張りたいと思います。公立阿伎留病院への改善すべきことなどありましたら私にご連絡ください。写真は将来貴重となる古い?、現在の病院です。
 


 






                                                      


Copyright (C) 2000-2005 HIROYUKI TOZAWA All rights reserved.